2010年1月15日発行「続 渡慶次の歩み」(上・下巻)から
発刊のあいさつ
1971年(昭和46)以来の字誌『続渡慶次の歩み』が発刊の運びとなりましたことを区民の皆様方と共にお慶び申し上げます。
編集委員会の発足当初は、玉城安徳前区長のもと、書記として資料収集や原稿の読み合わせなどに携わり、実に多くのことを学ばせていただきました。今こうして、前区長の成果を引き継ぎ、発刊というゴールにたどり着くことができましたことを、誇りに思うと同時にこれ以上の幸せはないと考えております。
『渡慶次の歩み』以降の渡慶次区の先輩諸氏の激動する時代へ対応してきた足跡を歴史として残すことが今日的課題ではないか、いま続編を編集しなければならないとの編集委員長山城幸雄氏の強い要望と区民の皆さまのご理解、村当局のご支援、村史編集室のご協力が結実したものであり感謝の気持ちでいっぱいでございます。
既刊の『渡慶次の歩み』は、渡慶次区民のみならず学生、他市町村の方々にも数多く活用され、渡慶次の諸先輩方が残した貴重な資料でございます。
今回の字誌は特に次代を担う若い人々へ是非「我がムラ渡慶次」の歴史文化を知ってもらいたいとの思いから、インターネットを活用して渡慶次区のホームページの作成と併せて本書の全文公開をしていく予定でございます。未来永劫に残る貴重な資料として幅広く活用されることを切に願うものでございます。そしてまた、いつの日か本書の続編が次の世代の皆さまにより編集されていくことを願いたいものだと思っております。
最後になりましたが、編集に携わっていただきました編集委員の皆さまには5年余の長きにわたり、ご協力ご尽力を賜りましたことに心から感謝申し上げます。また、多くの貴重な体験や写真及び資料等の提供を賜りました区民はじめ関係機関の皆さまに敬意と感謝の意を表すると共に渡慶次区のさらなる発展を願い発刊のあいさつといたします。